kenzoestate

ケンゾー エステイトを
支えるキーパーソン

team/

製造チーム

世界最高峰を目指して情熱を傾けるチームの誕生

偉大なワインと平凡なワインの分岐点とは? 気候や土壌といった自然環境、栽培や醸造の技術といった諸条件はさることながら、ワインの運命を最終的に決定づけるのは、そこにひたむきな情熱を捧げる人間がいるかどうか、ということです。既存のワイナリーを買うのではなく、ゼロから出発し、長い歳月をかけてワイナリーを立ち上げた辻本憲三のワインづくりにかける情熱。その思いに共鳴するかのように、同じ情熱をもった仲間が運命的な出会いを経て、ここに集りました。そして、情熱という固い絆で結ばれたこのチームに支えられて、世界最高峰のワインづくりが行われているのです。

辻本 憲三ワイナリーオーナー、生産者

ひとりでも多くの方に世界最高峰のワインを愉しんでいただきたい

1983年、辻本は、いまや世界のエンターテイメントを牽引するビデオゲームメーカー「カプコン」を大阪で創業。「カプコン」は、彼のもつ優れた洞察力と緻密なマーケティングセンスによって国際的に成功を収め、エンターテインメント業界に計り知れない貢献をもたらしています。その一方で、1990年、ナパ・ヴァレー南東にある、山々に囲まれた3800エーカーの手つかずの土地を入手。辻本は、ナパ・ヴァレーのワインを世界の表舞台へ押し上げた、1976年の歴史的な「パリ審判」のあと、ナパ・ヴァレーのワインに関心を抱いていたのです。気品に満ち、芸術的で、伝統を兼ね備えた世界最高峰のワインをつくるという彼の揺るぎない情熱とビジョンが、「ケンゾー エステイト」というワイナリーの設立という夢を実現させたのです。そして今、辻本は「カプコン」と「ケンゾー エステイト」というふたつの分野で、双方の総指揮を担っています。

辻本 夏子ワイナリーオーナー、生産者

「ケンゾー エステイト」のエレガンスを紡いでいくことが大切なのです

ワイナリーオーナー辻本憲三を、その妻として支えながら、同時にビジネスパートナーとして、ワイナリーの運営を推進し、多岐にわたる事業をも展開しています。京都の伝統文化にも精通している彼女は、日本人ならではの繊細な感性を生かし、「ケンゾー エステイト」が誇る洗練されたホスピタリティのスタイルを創り上げてきました。各々のワインにつけられた個性豊かな名前も彼女の感性によって生み出されてきたものです。そして、ミシュランで星を獲得したナパの日本料理店「ケンゾー ナパ」をはじめ、日本でも数々の直営レストランをプロデュースし、いまや外食シーンにおいても高い評価を得ています。そのすべてにおいて貫かれる彼女の“エレガンス”が「ケンゾー エステイト」のアイデンティでもあるのです。

デイビッド・アブリュー栽培家

「ケンゾー エステイト」でなら、僕は最高の葡萄を作れる
畑をゼロから作り直せるならね

名門として名高い「ブライアント ファミリー」「コルギン」「ハーラン エステイト」など、様々なカルトワインを生んだ葡萄を手掛けてきたカリスマ的な葡萄栽培家。彼の葡萄栽培の根底には、理想の葡萄を得るためなら一切の妥協を許さない、完璧主義ともいえる職人の哲学があります。そんなデイヴィッド・アブリューは、栽培家として「ケンゾー エステイト」へ参加するにあたり、既に植えられている14万本すべての樹を引き抜き、ゼロからつくり直すことを辻本憲三に提案したのです。彼の管理した葡萄畑では、どこまでも真っ直ぐに列をなす葡萄樹が鮮やかな縞模様を描き出します。一本一本が入念に手入れされた盆栽のように美しい樹、まるで号令をかけられたかのように同じ方向を向く葉、そのすべてに職人としての美学が表れているのです。そして秋には、粒の揃った良質な果実を実らせ、デイヴィッドのこだわりは芳醇でピュアなワインとして花開いていくことでしょう。

サンティアゴ・アヴィーナヴィンヤード・マネージャー

辻本夫妻や栽培家のデイビッド・アブリューが、栽培作業において、最も信頼を置いているヴィンヤード・マネージャー。デイビッドが率いる葡萄栽培チームを牽引し、畑の開墾当初から今日に至るまで、徹底した畑の管理を行ってきました。収穫期ともなると、丁寧かつ迅速に果実の摘み取り作業を統率できるエキスパートなのです。しかし、彼の才能は、年間を通して広大な畑を巡回し、各ブロックで葡萄の生育状況を見極め、適切な対処を行える点にあるのです。

ヘレン・ケプリンガーワインメーカー

ブライアント ファミリーやグレース ファミリーといった名門ワイナリーのワインメーカーを務め、ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーにも選出された、今や、ナパ・ヴァレーで5本の指に入ると称されるワインメーカー。ケンゾー エステイトでも、初収穫から5年間、エステイトワインメーカーを務め、その礎を築いてきた彼女が、2025年に復帰。エレガンスを極める醸造センスで、ケンゾー エステイトのワインをさらなる高みへと進化させてくれることでしょう。

黒田 秀雄アシスタント・ワインメーカー

カリフォルニアでワイン醸造を学び、ハイツ セラー、マタンザス クリークなどを経て、開業時からケンゾー エステイトに参加。ワインメーキングチーム唯一の日本人スタッフとして、ハイディ・バレットやマーク・ネインズとともに長く醸造に携わり、今回復帰したヘレンの下で、アシスタント・ワインメーカーに就任。「できるだけ多くの人に愉しんでいただける最高品質のワインをつくる」という辻本憲三の理念に感銘し、その実現に向け活動の場を広げています。