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ナパ・ヴァレー便り―ハーベスト後の葡萄畑とワイナリー

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ケンゾー エステイトのワイナリーより近況が届きました。ハーベスト(葡萄の収穫)が終了した葡萄畑とワイナリーでは、なにが行われているのでしょう。

 

ゆっくりと、熟成の時を重ねる

ハーベスト後のナパ・ヴァレーは、一年で最もゆっくり時間が流れる時期かもしれません。収穫が終わった葡萄畑では、寒さの到来とともに葡萄の木々が緑から黄色、そして赤茶色へと変わっていきます。
 

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ワイナリーでは、今年収穫された葡萄のワインの樽詰め(バレルダウン)が終わり、2021年のワインとともにケーブで熟成の時を重ねています。醸造チームが行っているのは、一つひとつの樽に丁寧にワインを注ぎ足す作業、トッピングです。樽の中のワインは時間とともに蒸発し、空気の隙間が生まれるため、トッピングを根気よく続けていきます。
 

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ワインの状態を細心の注意を払いながら見守っていくには、成分のデータだけでなく、ワインメーカーによるテイスティングが必須です。醸造家のマーク・ネインズがコンクリートタンクのカベルネ・ソーヴィニヨンをテイスティングしています。
 

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実りは葡萄以外にも

豊かな自然が広がるケンゾー エステイトでの実りは、葡萄だけではありません。樹齢150年以上のオリーブの樹も生えるオリーブ畑では、オリーブの収穫が行われました。収穫後は良質の実だけを選別し、プレスを行い、2022年のケンゾー エステイトのオリーブオイル「萌木 moegi」となるのです。

 

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葡萄畑の隣にはリンゴの木があり、清らかな甘さで大変美味しいリンゴが実ります。
 

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ケンゾー エステイトで作っている「アップルバター」は、この上質なリンゴとレイトハーベストの白ワイン「夢久 muku 」を使用した特製ジャムです。今秋収穫したリンゴからも出来上がり、深みがありながらすっきりとした甘さの逸品に仕上がりました。来春には日本の皆様にお届けできる予定ですので、どうぞご期待ください。

 

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ケンゾー エステイトのワイナリーではツアーを実施しています。ツアー内容やご予約など、詳しくは下記よりご覧いただけます。

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